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514  2019-03-12 12:00:00

「時刻表サイト」を作るにあたって


当サイトで北海道列車時刻表を提供しだしてからかれこれ6年以上経っております。当時から目指すところは「紙の市販の時刻表と同等なものをWEB上で見えるようにする」で、ある程度目的は達成しているわけです。

しかし、この「紙の時刻表」と同じ形式というのが万人に見やすいのか?というのは若干の疑問になってきてもいるわけです。

 

#日本雑誌協会
印刷部数公表
https://www.j-magazine.or.jp/user/printed/index/1

によりますと
今検索できる最初期のものが2008年ですが、交通新聞社のJR時刻表(大判時刻用)が2009年1-3月で179,034部だったのが、2018年1月-3月で89,003部と約半分になっています。

つまり、昔なら一家に1冊とは言わないまでも、職場に1冊くらいあった時刻表は今や「買うものでは無い」状態になったとも言えます。手元のスマートフォンでいくらでも検索できるのですから、時刻表を手元に置いておく用途というのはかなり少なくなっていると言えましょう。

また、スマートフォンの乗換案内になれてしまうと、今、目の前から乗れて、目的地までの2点間をいかに早く、快適に移動するかという観点になります。先日「青海駅(ゆりかもめ)」と「青梅駅(青梅線)」を間違い、お台場のZepp Tokyoでの出演を予定していたアイドルが山側である青梅に行くということがあったようですが、「あおみ」を読めず「青」を入力した時点で多分先に出てくる「青梅」を選択し、何の疑問もなく指示されたとおりの電車に乗って(当然車内ではスマホゲームなどしているから車窓も見ていないだろう)現地について青ざめることになります。
「時刻表サイト」を作るにあたって
(もちろんこの誤りは本当だったのかどうか?また遅刻などの言い訳としての綾である可能性もありますが)

とかく、今、交通機関の利用者は路線データが全国一定網羅され、路線バス等も検索される以上自ら経路を調べる必要性に乏しく、また、時刻を調べる必要性も少ないわけです。そんななかで「時刻表」というものを本当に世の中の人は欲しているのか?という疑問もあるわけです。

3月29日で閉鎖とされる「えきから時刻表」についても、元は1999年に路線時刻表を表示できるサイトとして誕生し、経路検索や駅時刻表などの機能は後から設置されたと記憶しています。当時はまだ時刻表の発売も多く、「時刻表と同じ表示がパソコンで見ることができる」ことが非常に便利で求められていたことでしょう。

しかし、現代、多くの人が2点間の移動のための時刻検索を行う以上、このような事前に調べる形の時刻表はあまり必要性を感じていただけないということになるのかなとも思うわけです。

特に路線時刻表とされる、従来タイプの時刻表は、経路検索しか見ない、時刻表を買わない世代にとってはとっつきがないわけで、全く「見たことも無い」表記方法なわけです。ですから
「時刻表サイト」を作るにあたって
このようなご意見も致し方ないなとも思うわけです。

さて、時刻表を公開する「作者」として誰を向いて作るのか?というのがあります。いくら自分が便利なものを作るのだと息巻いていても、誰かが使ってくれていて、それを便利だと思ってくれるのがいちばんいいわけです。
特段のご意見を頂くことは少ないわけですが(遅いとか、色が見辛いとかいうのはたまに来ますが)当初よりアクセス数が伸びている以上ある一定の需要があるものとは判断しています。ただ、この先、場合によっては「駅時刻表」をメインにしていくことも検討だなとは思うところであります。

また、首都圏のようなオープンデータでの各鉄道会社、バス事業者などのデータ提供がある場合はともかく、他の地方の場合、基本的に既存サービスからのデータ転載はできませんし、事業者の公開データでもデータの二次利用は禁止しています。これでは時刻表サイトを作ることはほぼできないわけです。

ただし、時刻データ自体は数字の羅列であり、著作権は発生しません。

時刻を並べるフォーマットだったり、見せ方だったりというのには意匠があるのと、時刻データの編集を行った「出力」については著作権があるという認識をしています。

つまり、各駅を巡り時刻データを書き写し、自分の作ったフォーマットに則り公開することに対して問題は無いと言えます。(詭弁と言わないでくださいね)

当サイトも北海道内という限定だからこそある程度作成できているわけで、これが全国規模になりますと無理。交通新聞社はサイト事業者向けに時刻データの提供を行っていますので、これを使うことも検討には入ってくると思います。もちろん有償になります。

ただ、個人的には時刻表に金を払う時代は終わるのかなと。オープンデータとなり、誰もがデータにアクセスでき、好きな形で取り出すことができる。それが理想です。(もちろん既存の時刻表事業者の権利、今までの功績を否定するものではありませんが)

当サイトもいつまでこれを維持できるかはわかりませんが、今回のダイヤ改正に関しては公開できる目処が立ちました。

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